・ 診察 ・ レントゲン ・ 筋肉の治療(揉み針・筋注・電気針) ・ 鎮静処置
・ 歯科診療(歯ヤスリ・抜歯) ・ 診断麻酔 ・ エコー
はじめに
皆さんはどのような場合に獣医師を呼びますか?
たぶん殆どの場合、馬に何かしらの異常(腹痛や跛行)を確認できた場合に呼ぶと思います。
野生の生き物が異常を示す時、それは我慢の限界の時なのです。隠し切れない痛みなのです。
野性の世界では、弱みを見せる事は死につながります。ですから限界まで我慢をするのです。
馬は完全な野生とは言えませんが、やはり異常を隠そうとします。ですからオーナーのさんが
気が付く時には、すでにかなり病状が進行している場合が多いのです。
獣医師は歩行をみたり、馬体に触り触診することにより、ほんの初期の異常を見つけることが
出来ます。トータルコースでは、装蹄の時に必ず獣医師が同伴し愛馬の状態を診断致します。
異常を早期発見する事が出来れば、いち早く治療を行うことが出来ます。
異常が表面化してからでは完治に時間がかかってしまいますが、早期発見早期治療をすることに
より、完治にかかる時間も少なくする事が出来ます。
獣医の仕事の中で、一番重要な項目になります。
どのような治療も、的確な診察の結果の診断によります。
骨格のバランスや栄養状態、運動の種類とどの程度の運動負荷がかかっているのか?
跛行している肢とその原因は何か?馬体のどこかに痛めている個所、疲労している個所
はないのか?すべて診察することにより、治療方針を決定していきます。
馬は一頭として同じ馬はいませんので、似たような症状でも治療方針は個々の馬の
状態により変化します。
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四肢の骨や関節の異常を発見する方法として、レントゲン検査があります。
骨折・骨膜・関節炎などの疾患はもちろんですが、蹄葉炎などの蹄内部の疾患にも
必ず必要な検査です。
トータルケアでは、希望により四肢の肢軸(しじく)検査に撮影します。
肢軸検査によって、骨格にあわせた装蹄を行うことができます。
また、肢軸が乱れている場合にも、何回かに分けて装蹄・治療していく上で、
そのバランスを整えていくための診断にも必要です。
きちんとした撮影を行わないと、参考になるレントゲンにはなりません。
ですから、撮影時の正しいアングル ・距離 ・照射時間 ・馬体の姿勢などが重要です。
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長い間治療されていない馬体は、いろいろな箇所に負担がかかり疲労が蓄積して
います。
跛行の原因となっている筋肉疲労や、跛行している肢を長年庇いながら運動した
結果、馬体に生じた二次的な疲労箇所などを筋肉注射や揉み針、電気針やお灸など
それぞれの疲労の状態や、馬体の状態にあわせて治療します。
・ 筋肉注射・・・各種薬剤を筋肉疲労の状態にあわせて選択し、経絡にそって
筋肉内に注射していきます。
・ 揉み針・電気針・・・馬体に対する針治療、パルス治療
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歯は見過ごされがちですが、ハミ受けや食べ物の消化に関係し、馬体の栄養状態を
左右します。歯のかみ合わせが悪くて片ハミになり、その結果片側の首や背中の筋肉痛
を起こします。
また、うまく噛めないことによって、消化不良をおこし、栄養不良やひどくは疝痛を起こし
やすくなることも考えられます。
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視診や触診、レントゲン検査などでも跛行の原因がどうしてもはっきりとしない場合は、
局所麻酔を用いて跛行診断を行います。
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暴れてしまってどうしても治療を受け付けない馬には、やむをえず鎮静処置を施すこと
もあります。
また、エコー検査など、長時間動かずに検査しなければならない場合など、馬の安全と
人の安全のために必要となる場合があります。
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